『?』ハテナを大事にする授業
「この問題分かる人?」
と聞いて、手を挙げて理解している子を指名して進めると分からない子は置いてけぼりです。
また、
「分かりましたか?」
と教師が聞くと
「はい」
と答えるしか子どもはできません。
分かったふりをさせるのが一番かなしいと思っています。
問題を出した時は、分からないことをメインに進めています。
「何か質問はありませんか?」
「どこか分かりにくい所ありませんか?」
「もう少し説明が聞きたい人は?」
という尋ね方だと、そっと手が上がるはずです。そのうえで、
「どこが分かりにくいのかな」
と聞き、困っている所やつまづいている所を引き出します。
「ではその困っていることをみんなで解決していこう」
という形で自分の考えを説明してもらいます。
すると、自分では理解していたと思っていたけれどうまく説明できなかったり、他の子の疑問に気づいてなるほどと感じたりすることが出てきます。
「なぜ?」「どうして?」というハテナ❓疑問は大事なんだよ。
そのうえで、
「なるほど〜!」「あ!」「分かった!」という❗️発見があるんだよ。
と繰り返し伝えます。
「ここが分からない」
「うーん、どういうこと?」
と言ってくれたら、即座にほめます。
「今、いいハテナ❓が出てきたね〜」
さあ、ベアやグループでどういうことか考えてみようとみんなに返していきます。