国語 作文指導 その1
国語 作文指導 その1
みなさんは作文の指導はどうされていますか?
また、自分が生徒の時、作文の書き方はどんなことを学んだでしょうか?
あまり作文の指導を受けたことがないという方も多いのではないでしょうか?
思ったことを書きなさいと言われてもどう書けばいいのか困った経験はありませんか?
私も教師になるまでは、作文の書き方を習った記憶はありません。
でも、先輩の先生が作文指導に熱心で、たくさんのことを学び、自分でも試行錯誤しながら実践を積んできたので、書く事が苦にならなくなりました。
このブログの文章もそう苦労はしていません。ただブログ自体が全く初めてなのと、スマホも使い方がよくわからないので、読みにくいブログになっていると思います。すみません。
今回は、1年生ではどんな作文指導がいるのかについて紹介します。
1年生は、ひらがなを読み書きできるようになった頃からスタートします。
「こんなことがあったよ」とまず絵を描いてもらいます。
そして、一人ずつ絵を見ながら、話を聞いて行きます。
「 この絵はなぁに❓」
「あのね、じいちゃんといっしょにおふろ入ってん」
「うんうん、それで?」
「じいちゃんが百まで数えてから、おふろでようかって言った」
「それで百数えたの?」
「ううんうん、ぼくなぁ、百までまだ数えられへんねんって言ってん」
「そうかあ、それでどうしたん?」
というようなやりとりをします。
そこで、
「そしたら、今言ったように書いたらいいよ」
と言って、書いてあげる所から始めればいいのです。
そして、先生が書いた文を見ながら、ノートに書き写すことをすれば、いいのです。
1年生にとって視写することも大きなハードルです。
写すだけでも大変で、その通りにはなかなか書けません。
例えば、今の話が出れば、次のような文をいっしょに考えます。
じいちゃんとおふろに入りました。
じいちゃんが.
「ひゃくまで かぞえてから でようか。」
といいました。ぼくは、
「ひゃくまで かぞえられへん。」
といいました。そうしたら、じいちゃんが、
「ほんまか、ほな、じいちゃんといっしょにかぞえよかあ。」
といいました。とてもたいへんでした。
この文を見ながら、子どもが自分でノートに視写するのです。
最初はこれでじゅうぶんです。
1年生は先生とお話をいっぱいしたいのです。
絵は描けるので、その絵をもとにたくさん聴いてあげたら、作文のもとになるお話をいっぱいしてくれます。
こうしたことを繰り返しながら、作文の形をイメージさせていきます。
友達の絵作文も読んであげます。すると、少しずつ自分でも書けるようになってきます。
また、ノート1ページぐらいの作文の見本をプリントにして、その文を宿題や授業で視写をさせることもいいと思います。
視写をすることで、こんなことを書けばいいんだと頭の中にスッと入ってきます。
ふつうの内容より、ちょっと面白くて、子どもの日常にありそうな文章にするといいと思います。