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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

算数 あまりのある割り算 その4

 

算数  あまりのある割り算  その4

 

 

 

計算練習を楽しむ方法のひとつは、

 

答えがいくつかある問題をすることです。

 

 

例えば

 

 

26 ➗ 4= 6 あまり 2

 

 

という単純な計算をするよりも、子どもたちは穴埋めを喜びます。

 

また、穴埋めにすると、どこでつまずいているのかも分かってきます。

 

最初は簡単なレベルでだんだん難しくしていきます。

 

①  26 ➗ 4=6あまり□

 

②  26 ➗ 4=□あまり2

 

③  26 ➗ 4=□あまり□

 

④  26 ➗ □ =6あまり2

 

⑤  2□  ➗  4=6あまり2

 

⑥  □6 ➗ 4=6あまり2

 

⑦  □□ ➗4=6あまり2

 

 

 

同じ式でも□を使った穴埋めは、これだけあります。

 

特に⑤⑥⑦の式は、割り算の答えを確かめる所で出てきます。

 

これらのすべての穴埋めができて、計算の仕組みを理解していると言えます。

 

 

そのうえで、発展問題を提示します。

 

答えが一つなのか?何通りかあるのか?を考えさせる問題にチャレンジしてもらうのです。

 

計算を単純作業としてではなく、試行錯誤しながら挑んでほしいのです。

 

 

みなさんも一度、考えてみてくださいね

 

 

 

❶  26➗□=6あまり□

 

答えは何通りあるでしょう❓

 

この答えは、一つしかありません。

 

 

❷  26 ➗□=□あまり2

 

答えは何通りあるでしょう❓

答えは4通りあります。(□には数字が一つ)

 

 

❸   26 ➗□=6あまり□

 

これは何通りあるでしょう❓

 

一つしかありませんね。実際にやってみられたら、大人でも何度か計算しながら考えませんでしたか❓

 

 

❹  □□➗6=□あまり2

 

この答えは何通りあるでしょう❓

 

8通りです。(□には数字が一つずつだから)

 

 

❺  26➗□=□あまり□

 

この答えは何通りあるでしょう❓

 

5通りです。

 

 

❻□□➗□=6あまり□

 

 

❼□□➗□=□あまり3

 

これらは、いっぱいありますね。

子どもたちはたくさん見つけてくれました。

 

 

いかがでしたか❓

 

やっていると、計算が嫌いと言っていた子も楽しんでやっていました。

 

休み時間になってもまだ探していました。

「もっと  やりたい‼️」

と言ってくれた授業でした。

 

自分で問題を考えた子もいました。

 

こんなふうに計算練習もアイデア次第で意欲を引き出すことができます。