授業 小学校 学級 国語 算数 教師力 作文 授業力 社会 体育 図工 理科 総合 学び合い 人権 道徳

授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

体育 運動量の工夫

 

体育 運動量の工夫

 

 

 

 

 

体育の授業で1番のポイントは❓

 

 

 

 

 

①安全であるかです。やり方によっては、危険な方法もあるからです。

 

 

②運動量が適正である。

 

説明や待ち時間が長いと運動量が保障されません。多すぎると負荷がかかってしまいます。

 

 

 

③考えることも重視している。

ルールを自分たちで作ることや、どうしたら技能が向上するのかを考える場を作っているか❓

 

ただ、体を動かす、走る、試合をする、では体育とはいえないのです。

 

 

まず、こうした根本のことを授業で取り組めているかを考えていきましょう。

 

 ①の安全面は、言わずもがなだと思うので、②の運動量の確保から紹介していきます。

 

 

体育には、いろんなパターンの授業があります。

 

 

45分の授業でも、出来るだけ違う運動をさせたいものです。

 

 

身体の同じ所だけの運動だと未発達の子どもには負荷がかかりすぎるからです。

 

また、いろんな運動を展開することで子どもの意欲も続きます。

 

[例1]

 

メインの内容が走り幅跳びとします。

 

1人ずつしか跳べません。待機する子は3人ぐらい。測定と記録とトンボならしが4人です。

 

 

残りの子どもには何をさせますか❓

 

 

たまには全員で並んで待って観察することもいいでしょう。

 

 

でも、運動量の確保のためには、班や個人でローテーションを組んで、いろんな活動をさせることです。

 

 

①跳ぶ人、待機する人     4人

 

②測定、記録、砂場ならし   4人

 

あとはクラスの人数と運動場の条件などの状況に合わせて、他の運動を取り入れるといいのです。

 

③雲梯 4人

 

 

④ストレッチ ・柔軟体操  4人

 

 

⑤トレーニング(垂直ジャンプ、腿上げ、腕立て伏せなど)4人

 

 

⑥馬跳び   4人

 

 

サーキットトレーニングのように順番を決めて廻っていくのです。

 

 

ここまで細かくしなくてもいいと思います。走り幅跳びなど個人の記録を測るものだけは工夫しないと、どうしても運動量が確保できないからです。

 

 

[例2]

 

ボールゲームなどでコートがたくさん取れない場合や1チームの人数を少なくしたい場合です。

 

 

3年生で「並びっこベースボール型ゲーム」

 

コートは二つ。4人対4人。プラスチックのバットでスポンジの柔らかいボールをティーバッティングの台から打ちます。一塁は1点、二塁は2点、三塁は3点、ホームランは4点としました。本塁も回って一塁までいくと5点取れます。

 

守備側は最初に取った子の後ろに全員が走って並びます。塁までどちらが早いかで得点が決まります。

 

ランナーはベースには、残りません。

 

フラフープが人数分、待機場所に置いてあるので、それを回したり、なわとびのように跳んだりしながら応援するのです。

 

バッターボックスの後ろには、カゴを置き、バットを投げずに入れてから走るのです。

 

 

1人一回打ったら攻撃は終了です。

 

 

全員が運動でき、得意な子も活躍できます。汗びっしょりになる運動量です。

 

2つコートがあるので、4チームが試合できます。

 

残りのチームは、大縄をみんなでします。

 

 

廻る順番を決めておいてローテーションしていきます。

 

試合の次が大縄ならいっしょに参加します。

 

試合の次がまた試合で待つ時間があったら、短なわとびをさせて前の試合が終わるのを待たせておきます。

 

こんな具合に学年に応じた運動を展開していくのです。