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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

体育 忍者の運動

 

体育   忍者の修行   低学年

 

 

2年生の実践です。

 

低学年は、「模倣の動き」としていろんな運動を組み込みます。

 

忍者をテーマにすると動物も植物も、どんなものでも「○○の術」でできるのですからピッタリです。

 

グループに分けて、「赤影一族」など名前をつけさせておきます。

 

 

🔴運動場

 

ハードル     平均台     鉄棒     登り棒

砂場    ジャングルジム   雲梯

 

 

🔵体育館

 

マット     とび箱     フラフープ

平均台     ロープ    

 

 

場所に合わせて、ある道具を工夫して使います。

 

 

全員、忍者座りで待たせておきました。

 

 

黒い忍者衣装を作って覆面もして、ササササッと走って来て、バク宙をして子どもたちの、前に登場‼️

 

背中にはオモチャの刀❗️

 

「先生に頼まれて伊賀の国から参ったハットリハンゾーでござる‼️今から忍者の修行じゃ❗️よいか❗️」

 

という感じで始めました。

 

並べてある道具を使って忍者の術を考えます。

 

 

平均台のグループでは、横向きになって「カニ歩きの術」や、四つん這いになって「ヤモリ歩きの術」など動きを考えています。

 

 

鉄棒のグループでは、逆さまにぶら下がって「コウモリの術」、前回り降りをして「風車の術」というに考えてやっていました。

 

 

低学年では、自分たちでいろんな体の動きを考えてやってみることが大事です。友だちが考えた術を取り入れて、アレンジして別の術を編み出していきます。

 

 

いろんな発想が出てきて驚かされました。

 

忍者手帳(体育カードです。忍者の絵と手裏剣の絵を印刷して綴じたもの)に考えた術の名前をつけて書いていきます。

 

折り紙で手裏剣を作って一族の印にしたグループも出てきます。

 

 

忍者ブームが起こり、体育が苦手だった子も楽しんでやってくれました。

 

この技をしなさいではなく、自分で動きを考えて、その動きが技になるからです。

 

出来る、出来ない、上手い、下手ではないからです。

 

子どもは楽しみだすと、友だちのカッコいい技をやりたくなって、教えてもらいながら、練習をし出します。

 

実は私が一番楽しんでいたかもしれません。だって、この為にバク宙の練習をしたのですから。

 

 

新任一年目、32年前の実践ですが、よく覚えています。

 

この子らが大人になって同窓会をした時に忍者の話で、盛り上がりました。

 

「あのハットリ先生すごかったですね」

「あれは先生だって、目と声ですぐわかりましたよ」

という友だちの言葉に

「え〜〜⁉️」

と驚いていた子もいました。

 

「あんた、分かってなかったん⁉️」

と逆にみんなで驚いて爆笑の同窓会になりました。

 

 

体育もいろんな工夫とアイデアで思い出に残る実践を考えてやってみてくださいね。