国語 サソリの標本の作文
国語 サソリの標本の作文
図工で作った「サソリの標本」でドッキリイタズラ大作戦を決行した子どもたちは、その様子を作文に書いてきます。
マル秘のナイショの宿題にすると、作文がキライな子でも楽しんで書いてきます。
ドッキリが失敗しても成功しても、面白い文章が書けています。
会話文を中心に書くいい練習になります。
みんなが共通の題材だから、他の子の作文も想像しやすいので、読むことも楽しみにしています。
学級通信や一枚文集に掲載して読み合います。
同じ題材でも、いろんな状況が生まれているので文章の違いを楽しむことができます。
「㊙︎ドッキリ大作戦」
「ただいまぁ〜」
家に帰るとお母さんがいたので、さっそく私は、
「あっ、聞いて。今日ジャンケンで私が勝ってサソリの標本を先生に貸してもらった」
と言いました。するとお母さんは驚いた顔で、
「へぇ〜、そうなん。見せて。」
私はワクワク気分で標本を
「ハイッ」
と渡すと、お母さんがチラッと見ました。台湾と書いていたので、
「何で先生が台湾のサソリ持ってるの?」
と仕掛けに気づいたかのように言うので、
「先生の友達が台湾に住んでるらしいよ」
と言うとやっと信じて開けてくれました。
「ブルブルブルッ」
「キャア〜」
と飛び上がりました。
それから
「あ〜ビックリした〜」
と言いながら笑っていました。
次はお兄ちゃんを同じ手口でお母さんと協力してだましました。
「ブルブルブルッ」
お兄ちゃんは固まって腰をぬかしていました。
大成功でした。
イタズラを成功させようと苦心して説明している様子がしっかりと描写されています。
時にはこんな形で作文を書くこともいいのではと思います。
文章を書くことの楽しさを素直に感じ取ってくれます。