教師力 待つこと 待たないこと2
教師力 待つこと 待たないこと2
授業中に子どもが
「先生、Aさんがいやなこと言ってきます」
「私、何も言ってない」
とAさん。
この時にどんな対応をしますか?
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授業を中断して話を聞き、指導を入れないといけない場合ももちろんあります。
でも、その場合はクラスの他の子の注目が集まってしまったり、その間に授業が止まって、騒がしくなったりしてしまいます。
ケースによりますが、話を聞く前に、他の子どもたちにはしておく事を指示しておく必要があります。
または、時間をあけて指導を入れます。
「授業が終わったら、後でお話を聞かせてね」
と伝えておくのです。
そうすると、たいていの場合は時間をおいてるのて、感情的になっている子も落ち着いて冷静になって考えることができるようになっています。
このケースでは、後で二人を呼んで話を聞くとAさんは、
「先生、もうごめんなさいってさっき謝りました」
と言いました。
その間の時間でAさんは言っていたことを反省していたのです。
低学年ではこんなことがよくあります。
泣いている子、怒っている子も「待つ」ことの方が解決しやすいことがあります。
その時にずっと「そんなこと言ったの?」「なぜそんなこと言ったの?」と追及してもなかなかうまくいかないことがよくあるのです。
他の子を待たせて、ずっとその子が言うのを待っても、感情がじゃまをして、逆効果になる場合がよくあるのです。
しばらくそっとして「待つ」ことが必要な場合を子どもの性格や状況を考えていろんな対応をすることが大切です。