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小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

日記・作文 ホメホメ作戦 ナイショの宿題4

 

 

日記・作文 ホメホメ作戦

ナイショの宿題4

 

 

 

「サソリ作戦」「敬語作戦」「お手伝い作戦」「肩もみ作戦」の次は、「ホメホメ作戦」です。

 

 

 

日記の宿題で時々こういう形ですると共通の話題で盛り上がって、書く事が好きになってくれます。

 

 

 

褒めるためには、お世辞ではなく、相手を見ていい所を見つけて本心から伝えることと子どもたちに話をしました。

 

 

さて、どんな日記を書いてきたのでしょう。

 

 

 

「お母さんをほめた」

 

宿題のホメホメ作戦をいつしようかとドキドキして考えていました。

ご飯を食べてから、

「お母さんの作る料理って本当においしい」

とお母さんに言いました。するとお母さんは

「ほんとう?」

「うん!」

お母さんはにっこりして、

「ありがとう。だって毎日こんだて考えるのに苦労してるもん」

と言いました。

私は言ってよかったなぁと思いました。

 

 

 

「お姉ちゃんをほめたら」

 

ぼくはお母さんに言おうと思っていたけど、お母さんは仕事で遅くなるので、しかたないからお姉ちゃんに言いました。

「お姉ちゃん」

「何よ」

とお姉ちゃんはうっとおしそうに返事しました。

(やばい、きげんわるそう)と思いました。

「何よ。早く言いよ〜」

と言ってきました。

「お姉ちゃんって、きれいやなぁ」

とぼくはほめました。それやのにお姉ちゃんは、

「あんた、なにおちょくってんねん!どつくで〜」

とおこってきました。

「ほんまやて。オレの友達もお前の姉ちゃん美人って言うてたもん」

と言ったら

「もうあっち行け!」

と言われました。ぼくは

(なんでほめてんのにおこられんとあかんねん)

と思いました。

 

 

 

 この子の作文を学級で読んでもらいました。

すると、女の子から

「あんたはタイミングがわるいねん」

「もっと考えて言わないとあかん」

とまたおこられていました。

 

でも

「お姉ちゃんはほんまはうれしかったと思うで」

とも言われたので少しはホッとしていました。

 

 

これまで紹介してきたナイショの宿題日記は強制ではありません。他に書きたいことがあれば、その事を書いてねと伝えています。

 

家族の状況やその子の気持ちによって書きたくないこともあるので、必ず自分が書きたいことを選んでねと付け加えています。