ノートの指導
ノートの指導
新しいノートの1ページ目だけは、丁寧に書いていた記憶はありませんか?
でも、子どもによっては、だんだんとノートがぐちゃぐちゃになってきます。
マスを詰めて書くならまだしも、マスや行を無視して書きなぐっている子もいます。
丸つけをしていても、どこに何と書いているのかが分からないノートもあります。
「これは何て書いてあるの?」
と聞いても
「分からへん」
自分でも読めない子もいます。
丁寧に書く指導も必要です。
特に大事なことは、間をあげて書くということです。
詰めて書くと、間違いの原因になります。
そのために、ノートの書き方の例をプリントにして最初にノートの表紙裏に貼らせます。
ただし、きれいにノートを書くことが一番の目的にならないように。
もちろんきれいで読みやすいノートはいいのですが、特に高学年の女子に多いのが、きれいにノートを書くことに専念して、思考が止まっている場合があります。
色を使って綺麗に書くことが目標になってしまうと考えることが二の次になってしまいます。
①ノートには黒板の大事なことだけは書くこと
②自分の考えを書くこと
③友だちの意見でいいなと思った事を書くこと
④分かりやすいようにイラストなどを書いて自分なりに工夫して表現すること
などをポイントとして指導します。
低学年や中学年では、丁寧に書く事を重視した指導をします。
特に低学年では、「正確に丁寧に」を指導します。
机の上に置いたプリントをノートに視写する事も難しいのですから、黒板の文字を見て書く事は、なおさらです。
高学年では、黒板を写すことに力を入れるよりも、自分の考えをしっかり書く事を重視する方がいいと思います。