算数 単位量あたりの大きさ
算数 単位量あたりの大きさ
子どもにとって難しい単元の一つです。
計算は出来ても、文章題が苦手だという子が多いですね。
1mあたりの重さ
1Lあたりの面積
1平方kmあたりの人数(人口密度)
1Lで走れる距離(燃費)
などいろんな単位が出てきます。
そして二つの単位でどちらがもとになるのかを決めて解かねばなりません。
次の問題などでは、意味が分からずに式を作ってしまいがちです。
🔷ある麦畑では、2000平方mの畑から700kgの麦がとれました。1平方mあたりのとれ高はどれだけですか?
↓
↓
↓
↓
↓
2000÷7 ?
700÷2000 ?
それとも?
「1あたり」という事が理解出来ていないと間違いやすい問題なのです。
文章だけ読んでもピンと来ません
文章題の場合は、図や絵を描くと手掛かりが見つかる事を子どもたちに伝えるのです。
文章だけで考えても分からずに投げ出したり、一か八かの勝負で式を作ったりするのです。
文章を図や絵に変換することを徹底して伝えるのです。
単元の初めからです。どの単元でも徹底していくのです。
文章を図に変換することも難しいので、どの問題でも描かせます。
子どもが考えたいろんな図を紹介してききます。
黒板にも図を描いてもらいます。
その図を説明してもらいます。図を理解することは、逆に図から文章への変換の作業になります。
この問題は、意味が理解出来ているかを問うために並びが変えてあります。
図でなくとも、文章にある大事な手掛かりを整理して書くように教えます。
ヒントは、文章に必ずある。
キーになる数字と問われている事を整理して並べて書き出すやり方を指導しておくと、苦手な子にも分かりやすくなります。
上記の問題であれば、
2000平方m →→ 700kg
1平方m →→→ ?kg
となります。
整理すると4つの関係が見えてきます。
横と縦の関係を考えるといいのです。
横だけでは難しいけれど、縦を見ると上からだと2000分の1であり、下からだと2000倍の関係になっていると気づきます。
そこで700÷2000=0.35
答え 0.35kg
ポイントは、
🔴図に変換する
🔴考えた図から理解する
🔴数を単位を合わせて整理して並べる