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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

子どものテストの点数

子どものテストの点数

 

 

 

子どもにテストを返す時に先生は、どんな言葉をかけていますか?

 

 

我が子がテストを持って帰った時、どんな言葉をかけていますか?

 

 

90点のテストを見て、

 

 

「惜しかったね〜よく頑張った」

 

 

と励ますのか、

 

 

「何でここ間違ったの!もっと問題をちゃんと読みなさい!」

 

 

と叱るのとでは、子どもに届く中身は真逆になります。

 

 

以前、卒業生の中学生が

 

「こないだの期末テスト、48点やった」

 

どんな言葉をかけますか?

 

 

彼は続けて、

 

 

「前までずっと20点ぐらいしか取れなかったのに、今回はめっちゃ頑張ったから48点も取れた」

 

 

と言ったのです。

 

 

自分の頑張りを私に認めてもらいたかったのです。

 

 

小学校一年生の女の子は、算数のプリントで一問しか正解していませんでした。あとは全部、間違えていました。

 

 

でも、そのたった一問の正解に担任の先生は花マルをつけました。

 

 

花マルを見たその子は、

 

「やった〜!花マルや!」

 

と跳び上がって喜びました。そばにいた私が、

 

「花マルよかったね〜」

 

と声をかけると、

 

「うん、わたし、学校の先生になる〜!」

 

と満面の笑みで答えてくれました。

 

 

また、4年生の男の子は机の中にテストをぐちゃぐちゃにして入れていました。

 

 

理由を聞くと、

 

 

「だって、わるい点やったらお母さんにめっちゃ怒られるねん」

 

 

と答えました。

 

 

子どものやる気は叱っても出てはこないのです。

 

 

自分の間違えは、自分でも分かっているのです。

 

 

テストの点数だけを見て叱るよりも、どんな間違い方をしているのか、一緒に考えてあげるといいのです。

 

 

その事が次につながります。

 

 

2学期も終わりに近づきました。

 

 

通知表の成績も同じです。

 

たとえ、どんな成績であっても次につながる言葉をかけてあげてください。