遊びの勉強?
遊びの勉強?
子どもの頃、どんな事をして遊んでいましたか?
私が子どもの頃はゲームなどはなかったので、身体を動かしたり、自分で作ったりして、遊んでいました。
今は、家ではゲームをして遊んでいる子がほとんどです。
学校でもオニゴッコやサッカー、ドッジボールなどでよく遊んでいますが、同じような遊びをしています。
様子を見ていると遊びの種類が少ないように感じます。
昔は近所の年上の子からいろんな遊びが引き継がれていました。
ビー玉やメンコ、陣地取り、遊びの中でコミュニケーションを学ぶことができました。頭と身体を使って知恵を絞って工夫をして遊んでいました。
もうずいぶん前から言われている事ですが、今の子どもたちには「3つの間」がありません。
○時間 習い事で遊ぶ間がない
○空間 原っぱなど、遊ぶ場所がない
○仲間 近所に子どもが少ない
子どもが公園で遊んでいる姿も少なくなりました。
今は、学校で遊びを教えているぐらいです。
低学年の生活科では、「昔の遊び」をシルバーの方からコマ回しやお手玉を教えてもらう時間をとっています。
オモチャを考えて作って、みんなで遊ぶ時間もあります。
家族の方に子どもの頃の遊びを聞き取りをして、その遊びを学校で紹介してもらう事もあります。
本来であれば、遊びは子どもたちの生み出すものであり、子どもの文化です。
でも、放課後の子どもたちはなかなか遊べていないので、学校の休み時間が唯一の時間になっている子どもが多いのです。
さらに自分たちで遊びを考えられる力も弱くなっています。
縦割り遊び(異年齢)を児童会活動に組み込んだり、授業の中に取り入れたりしている状況です。