遊びを伝える
🔴遊びを伝える
遊びを通して子どもは考える力や知恵がついてきます。
家族から子どもの頃の遊びを聞き取りをしてきた子らに、私の子どもの頃の遊びの話をします。
学級通信に書いて紹介すると、保護者の方から、
「なつかしいです〜」
「私はこんな遊びをしていましたよ」
などのお便りをもらい、遊びについて盛り上がった事もありました。
◎陣地取り
小石を指で弾いて、三回で自分の陣地に戻って来れたら、その分だけ陣地が広くなるというルールでした。
指先の加減が必要です。
遊び方を知らないだけで、やってみたら面白いと分かり、子どもたちは楽しんでやっていました。
◎くつかくし
それぞれが自分の靴を片方いろんな所に隠します。オニがそれを見つけるという遊びです。
私も子どもの頃よく遊びました。知恵を絞り、隠し場所を考えなければなりません。
オニが目を閉じて百を数えている電柱の上の金具にぶら下げると、意外に見つからません。
木を隠すのは森の中、人を隠すのは人混みの中というように、靴を家の靴箱に隠すというやり方もいつのまにか編み出されていました。
子どもなりに知恵を絞り出していたのでしょうね。
自分の家だけでなく、よその家の靴箱に隠します。勝手に戸を開けて、隠すのです。
今では考えられませんが、近所のつながりがあった時代ならではの隠し場所です。
それが流行り出すと、オニも慣れてきたのか、勝手に戸を開けて、見つけていきます。
こんな話を子どもたちにすると、
「先生、そんなん今やったらめっちゃ怒られるで〜」
という声が返ってきます。
時代が変われば、遊びも変わるのが当たり前です。
知恵を使い、工夫して楽しむ遊びをしてもらいたいと思います。
学級活動や休み時間にいろんな遊びのやり方を子どもたちに伝えています。