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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

小学校教員に必要な力⑧優しさと厳しさ

 

🔴小学校教員に必要な力⑧優しさと厳しさ

 

 

◯新任や若手教員の時に学級経営で大切にしてほしい事は、優しさと厳しさのバランスです。

 

 

◯優しさについては、「優」の漢字の意味を使って、前の記事で述べました。しかし、優しさを「甘さ」や「緩さ」と勘違いをしないことです。

 

 

◯「先生〜次の時間は◻︎◻︎しようよ」などと子どもたちはいろんな要望を伝えてきます。

 

 

◯安請け合いをして「じゃあやろうか〜」と安易に乗ってしまうと次々と意見が出て収拾がつかなくなり、「先生はあの子の意見だけ聞いて〜」となってしまいます。

 

 

◯優しさは甘さとは違うのです。特に学期初めは、子どもは「どんな先生なのだろう?」といろんな試す言動をしてきます。

 

 

◯その時に甘い対応をしてしまうと、後から立て直すのは、とても難しくなってきます。

 

 

◯「去年の先生は〜してもよかった」と子どもに言われると、ついオッケーを出してしまいがちです。

 

 

◯判断に迷う時は、その場ですぐにオッケーを出さずに、「考えておきます」とだけ答えて、他の先生に尋ねることです。

 

 

◯学校によって決まりや約束事があるからです。

 

 

◯子どもは「甘い」と思うと、学習も雑になったり、話を聞かなくなったりしてきます。

 

 

◯楽な方に流されてしまうのです。「厳しさ」も大切なのです。

 

 

🔴でも、大きな声で怒鳴ったり、追い込んだりすることが「厳しさ」ではありません。そこをはき違えてしまってはいけないのです。

 

 

◯「先生が怖いから言う事をきく」ような子どもを作ってはならないのです。

 

 

◯ある先生は「自分の言う事はちゃんとききます」と自負していました。他のクラスの子が廊下を走っているとどなりつけていました。

 

 

◯でも、そのクラスの子らは、教室に戻る時に「早く戻らないと先生に怒られる〜」と廊下を全員が走っていました。

 

 

◯子どもに本質を理解させていないとこんな指導になってしまうのです。

 

 

◯強く叱ることや怒鳴ることが「厳しさ」ではなく、決して見逃さないこと、最後まで根気強くさせること、その場限りではなく自分自身に返すこと、温和な言い方でも「要求」する所を高く設定することが「厳しさ」なのです。

 

 

◯愛情を持って、「厳しく」指導をするのです。

 

 

◯漢字ドリルや計算プリントなどの間違い直しは、徹底して厳しく指導する必要があります。

 

 

◯提出したか、やり直しをしたのかを名簿でチェックしないと、「先生から何も言われなかった」と「ゆるい」方向に流されてしまう子もいます。

 

 

◯授業中のけじめや聴き方も「厳しさ」は必要です。

 

 

🔴「優しいけれど、甘くない」「厳しいけれど、冷たくない」決してあきらめずに対峙する姿勢が大事なのです。

 

 

◯この「優しさ」と「厳しさ」のバランスが教員には大切なのです。