小学校教員に必要な力⑨協調性
🔴小学校教員に必要な力⑨協調性
◯小学校教員に限らずどの仕事でも協調性は大切です。
◯ただ、教員の場合は、一般企業とは違い、ほとんど研修を受けずに新任で授業や担任を任されます。
◯経験不足のままでも、「先生」と呼ばれ、無我夢中で授業を行い、学級経営をし、子どもや保護者と関わる中で一人よがりに陥りやすい側面があります。
◯子どもは若い先生が大好きです。ハツラツとしたエネルギーがあるからです。
◯保護者も若い先生には大目にも見てくれます。
◯小規模校で単学級だと学年は自分だけなので比較もされずに自分のペースでもできます。
◯気がつけば、「学級王国」の主人になっている場合もあります。
◯一般企業の場合は、上司の指示に従って行動することが最低限求められますが、教員は独立性や自主性が尊重され、いくら年上の先輩でも同僚であり、強制的な指示などはありません。
◯そのために自分の力量がついていると若い頃は勘違いをしやすい面があります。
◯3年目ぐらいから10年目ぐらいになると、仕事にも慣れてきて、自分だけが仕事をたくさんしているような気になってしまいがちです。
◯まだまだ全体は見えていないのに、謙虚さを忘れないことです。
◯学校はチームで動いています。他の人の意見をよく聴くことです。そのうえでコンセンサスを得ながら仕事を進めていくのです。
◯全てを合わせる必要はありません。自分は「こんなことを大事にしたいので、してもいいですか」と了解を得ながら進める事です。独断で進めてもいい結果にはなりません。
◯特に一年生の担当は、合わせる必要があります。そのうえでオリジナリティを出していけばいいのです。
◯教員とは「教える人」ではなく、他者から「学ぶことができる人」なのです。子どもから学ぶ事の方が多いのです。保護者から学ぶ事の方が多いのです。
◯そして、謙虚に他の教員から学び続ける事を大切にしてほしいと思います。
◯子どもたちにも、「力を合わせて、仲良く」と指導するはずです。教員も「同僚性」という言葉が大切にされています。一人で抱え込まないこと、悩みを共有して、相談し合い、チームワークを大切にして行動することです。
◯そのためには協調性が重要なのです。