3年生 算数 わり算
🔴3年生 算数 わり算
◯教科書の導入では、「おかしが全部で12個あります。4人で同じ数ずつ分からと、1人何個になりますか?」というような問題になっています。
◯教科書を開いて考えさせると次のページにすぐ考え方が書いてあるので、黒板に問題文を書いて進めます。
◯1年生が使う大きな掲示用のタイルを黒板に貼ります。
◯この時に、12個のうち、10はひとかたまりの絵を貼り、2個だけタイルを貼ると、次に活きてきます。
◯「12個のおかしを何人で分けるの?」と尋ねると、「4人」と返ってきます。
◯12個の下に簡単に顔を4人描きます。
◯1人目に1個、2人目に1個、3人目に10の塊のタイルを貼って、「これでいい?」と聞きます。
◯子どもたちからは「だめ〜!」と返ってきますが、「どうしてダメなの?」と問います。
◯「だって同じに分けてないもん」と問題文の同じに分けることに着目した答えが返ってきます。
◯「そっか〜同じ数ずつ分けると書いてあるもんね」「じゃあ、この10の塊はどうするの?」と返すと、「バラにして分ける」という言葉が戻ってきます。
◯「では、一つずつおかしを分けていくよ」とタイルを貼っていってもらうのです。
◯すると、1人に3個ずつのタイルになります。
◯答えはこれで見つけられますが、「いちいちタイルを置かなくても、見つけられる方法はないか、ペアで聴き合ってごらん」と問うことで、わり算の答えはかけ算で見つけられることに気づいていきます。
◯12÷4=3というわり算の答えを4の段のかけ算を使って見つけられることに気づかせるのです。
◯タイルなどを使って視覚的に捉えさせることが、最初の段階では重要です。単なる数字だけの計算では、わり算の意味が理解しにくいからです。
◯そして、計算そのものは、かけ算を使えるので、あまりがない計算はそんなに難しくはありません。
◯でも、文章題でわり算を解ける力、考える力をつけることが大切です。
◯また、初任教員の場合はせめて等分除と包含除の意味は理解した上で指導する必要があります。