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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

3年生 理科 昆虫の観察

🔴3年生 理科 昆虫の観察

 

 

◯1学期にはモンシロチョウやアゲハチョウの観察をして、成長や体のつくりについて学習をしています。

 

 

◯2学期は、その他の昆虫の観察をし、チョウと比較をして共通する所と異なる所について学習をしていきます。

 

 

◯この単元で大切なのは、子どもたちに昆虫に興味を持たせ、「昆虫ブーム」を作り出すことです。

 

 

◯そのためには「仕掛け」が必要です。

 

 

◯校庭で昆虫を捕まえて観察することももちろん必要ですが、それだけでは一部の子どもだけの興味しかひけません。

 

 

①昆虫クイズ

導入時に、昆虫クイズを出題します。

昆虫の顔や体の一部のアップの写真を見せて問題にします。

 

◯昆虫写真家の今森光彦さんの「昆虫記」という本には、たくさんの昆虫の顔が掲載されています。

 

 

スマホやデジカメで撮影して、プロジェクターなどに繋いで、拡大写真をだんだんと分かりやすいサイズにしていくことで、簡単に映像クイズが出来上がります。

 

◯「これはどの昆虫の足でしょう?」などの問題が写真から作成できます。

 

 

◯子どもたちが細部まで観察するきっかけになります。

 

 

②昆虫カード

上質紙や画用紙をトランプぐらいの大きさに切ったカードをたくさん用意しておきます。

 

観察した昆虫の名前を書き、大きさ、見つけた場所など発見した事を書きます。

 

以前、「むしキング」というカードゲームが流行りましたが、カードを作ることに夢中にさせるのです。

 

 

レアな昆虫には☆をたくさんつけてあげてもいいのです。

 

実際に捕まえて観察していなくても、図鑑を見て、カードを作ってもよいことにしてもいいのです。観察することができたら、☆☆☆というようにすると意欲的になっていきます。

 

友だちが見つけた昆虫もカードに書いていきます。その際は発見者の子にポイントがつくようにすれば、一人占めではなく、協力して見つけていくようになります。

 

ポケモン」のように「オオカマキリをゲットだぜ!」と楽しみながら、「昆虫カード」を作っていくといいのです。

 

作ったカードをアルバムに収録していく(100均にも売っています)方法もあります。昆虫のコレクションを集めていく形で興味関心を高めていきます。

 

 

③昆虫作り

 

昆虫の生息域を森林や草原ごとに大きな模造紙で表して、画用紙で作った昆虫を貼って行かせます。

 

折り紙で線対称を使って、昆虫を作る方法もあります。

 

子どもたちが作成した昆虫を生息域ごとに貼らせ、模造紙に発見したことを書き込ませていくことで、昆虫への関心も高まっていきます。

 

④昆虫の本コーナー

 

廊下や教室の棚に図書館から昆虫に関する本を借りてきて、いつでも見ることができるようにしておきます。

 

すると、子どもたちが休み時間にも昆虫カードを作ったり、本を読んでいろんな発見をしたりするようになってきます。