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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

算数 大きな数の授業

  3年生では億、4年生では兆まで学習します。

 大きな数は、その量を実感することが大事です。

 1センチの正方形のタイルだと、縦に100個.横に100個で1万個です。

  1枚の模造紙にだいたい書けます。

 

  100万では、教室がだいたい8m×8mなので、廊下とベランダをあわせたぐらい。

 

1000万は、教室が10個分と廊下とベランダぐらいだとイメージさせます。

 

1億は、運動場と校舎ぐらいでしょうか。100m×100mですね。1センチ角のタイルを敷き詰めようとすると気の遠くなる数だと想像できます。

 

1兆は、10km×10kmです。もう町の大きさになります。

 

 単に数字を1,000,000,000,000と書いても、苦手な子には訳が分かりません。できるだけ具体物か、半具体物などでイメージさせる必要があります。

 

そして、大事なのは、位取りの規則。日本語の数字の数え方は、一、十、百、千という四つの繰り返しになっていることを発見させます。

 

   始めの家の部屋(位)も四つ。次の建物は、万だから、「マンション」で部屋(位)も四つ、その次の建物は、マンションの奥(おく)にあるから億というような覚え方を子どもたちと考えました。

 

 だから数字を一の位から四つずつ区切っていくと、数えやすいことに子どもが気づくような授業を展開します。

 

  この四つずつの位取りが大事だと子ども自身が押さえるよう、繰り返し指導する必要があります。

 

 苦手な子に「どこが困ってる?」と尋ね、理解したつもりになっている子らに位取りの仕組みを何度も説明することで、納得の度合いが高まっていきます。

 

  余談ですが、タレントのブルゾンちえみさんの35億が流行ってるので、子どもにやってもらいました。

 

  35億は、0いくつ?の問いに、位取りの表に当てはめて答えていた子も、家とマンションの部屋が4×2で8個と頭の中で答えられるようになってきています。

 

  兆より大きな数を知りたいという声が出たので、浦島太郎のもしもしかめよのメロディにのせた覚え方もやってみました。