社会科 チラシから発見する産地調べ
社会科 地図に書き込む 品物の産地調べ
5年生や3年生の社会科の授業での実践です。
新聞チラシをたくさん用意します。新聞を取っていない家庭も増えてきたので、学校にある新聞チラシを集めておきます。
日本地図と世界地図のプリントと地図帳を準備します。
3年生
買い物調べの単元でその品物がどこからきたのかを新聞チラシから見つけます。
チラシをグループに数枚ずつ配ります。
チラシに書いたあるりんご(青森県)、ピーマン(宮崎県)、カツオ(高知県)、バナナ(フィリピン)などを見つけて、ノートに品物と産地を書き出します。
書き出したら、チラシは他のグループに順にまわしていきます。
すると、たくさんのチラシから情報を聞い集めることができます。
次に、白地図をグループに一枚配り、 都道府県に色をぬったり、シールをはったりして、線をひっぱり、余白に品物名と都道府県名を書き込んでいきます。
グループできます日本地図や世界地図に書きこんだ情報は、大きく拡大した地図に集約して、掲示します。
※世界地図はむずかしいので、教師がここだよと言ってあげる必要があります。
※日本地図は、教科書の最後の方に載っているので、それを見て何県かを書かせたらいいと思います。
3年生は、チラシと地図を使ったこの授業をとても熱中してやっていました。
5年生
農業 水産業 の単元で白地図を使った産地調べの授業でもできます。
チラシから農産物を見つける、水産物を見つけて、それぞれノートや白地図に書き込ませます。
5年生なら書き込んだ白地図から気づいたことを話し合うこともできます。
その品物の特色や産地の気候などいろんな発見が出来ると思いますよ。
また、その中で気に入った品物や疑問に思った品物について、グループや個人で手分けして、インターネットで調べ学習をすることもできます。
例えば、サンマをテーマにしたグループは、産地だけでなく、サンマ漁の方法やサンマの漁獲量などを調べます。
25年前の実践の時には、まだネットのない時代でしたので、野菜のダンボールを集めさせて、ダンボールに書いてあった産地に手紙をグループごとに送り、質問に答えてもらったこともありました。
アスパラガスグループが、長野県の農協新聞に載せてもらったり、ジャガイモグループは、長崎県から一箱のジャガイモをプレゼントされたりしたこともあって、楽しい授業になりました。
今でもやってみても、面白いと思いますよ。