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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

「読む」力 音読力を伸ばす その1

「読む」力   音読力を伸ばす  その1

 

 

これまで、聴く力、書く力、観る力、読解力、想像する力、について紹介してきました。

 

 

今回は、声を出して読む力について考えていきます。

 

 

国語だけでなく、どの教科の授業でも、教科書などの文章を読む活動はあります。

 

 

先生が読んだり、友達が読んだりしている時に他の子にどうさせているでしょうか❓

 

 

ただ聞くだけでは、集中できずにぼ〜っとしている子がいるはずです。

 

 

そんな時には、

 

①目を使って文を追う

 

②耳をすませて声を聴く

 

③指を使って文をなぞっていく

 

④頭を使って内容を考える

 

⑤声を出さずにくちびるでいっしょに読む

 

 

ということをその度に徹底していきます。

 

 

ただ聞くより、何倍も力がつくことを伝えていくのです。5つの動作を同時にすることで集中して読むことになります。

 

 

また、ちゃんと読んでいるか、指やくちびるを観察したら、確認しやすくなります。

 

 

全ての授業で取り入れています。

 

でも、一人では文を追えない子や漢字が読めない子もいます。

 

だから、ペア読みやグループ読みが大事になってきます。

 

 

クラス全体で読むと、一人の読む回数は、ほんの一部になるし、一人読みだと間違ったまま読んでしまいがちです。

 

 

ペア読みやグループ読みは、一文ごとに交替したり、合わせて読んだりできます。

 

 

間違った読み方や分からない漢字を聴き合うことができるからです。

 

「これは何と読むの❓」

「もうちょっとゆっくり読もう」

 

など個々のペースで読めるからです。

 

 

一斉読みでは把握できにくい事が、かなり解消できます。

 

 

もちろん、一斉読みも取り入れています。

 

国語の文章や、算数の文章題などを「追い読み・続き読み」をします。

 

先生が文節ごとに区切りながら読み、それを全員で真似をしてその文節を読んでいくのです。

 

 

江戸時代から続く効果的な読み方です。

 

 

慣れてくると、子どもを指名し、その「追い読み」を全員でします。うまく文節ごとに区切って読んでくれるようになります。

 

 

こうなると、ペアでもグループでも追い読みができるようになってきます。

 

 

その際にも必ず、指とくちびるを動かして読むことを徹底するのです。

 

 

こんな読み方をベースにすることで、少しずつ読む力がついてきます。