社会科 自動車工業の授業ネタ 2
社会科 自動車工業の授業ネタ 2
自動車工業の学習で子どもたちが楽しんで活動した授業を紹介します。
パンフレットや車の雑誌を活用した授業です。
カーディーラーなどでいろんな車のカタログを事前に貰ってきます。
そこには子どもたちが知らないことがたくさん書いてあります。
でもそこから出てきた疑問を調べていくことができるわけです。
燃費って何だろう❓
衝突事故防止システムって何だろう❓
最新の安全装置には、こんなモノもあったんだ❗️
グループで出てきた疑問や発見をクラス全員で共有します。
そこから分かったことをワークシートやノートに書いていくのです。
自動車のプラモデルをみんなで組み立てても面白いですよ。
クラス全体で一台の車を組み立てるのです。
グループでやってもいいのですが、費用がかかりますね。
設計図と部品図だけは、全員に渡します。
部品は一人に一個以上あるように分けて渡します。
グループでエンジン系統、足まわりのタイヤ系統などに分けておくといいですね。
そして、パーツが組み上がったら、合体して完成させるのです。
磨き班
塗装班
組み立て班
などの役割を担ってもらってもいいです。
グループから一人ずつ交代で前に出て、待ち時間2分でどこまで作業できるかとやっても面白いです。
こうした活動を通して、気づいたことを聴き合うのです。
実際の車は、もっとたくさんの部品があります。
たくさんの人が力を合わせて作っていること
作業の工程に無駄がないように工夫していること
欠陥がないように正確かつ迅速に作っていること
もし、欠陥があれば人の命に関わる事故の可能性があり、莫大な損害が出ること
などを考えさせたい所です。
トヨタ方式、「かいぜん(改善)」について考えさせるのも、面白いです。
さらには、今、ほとんどがロボット化されていることや、その中でも手作りの職人の作業の達人級の腕があることなどにも考えられたらいいですね。
また、人口知能AIの登場で子どもたちが大人になった数十年後には、今ある仕事の半分はなくなっているという予測があります。
その時に人間にしか出来ない仕事を考えさせるのも面白いかもしれませんね。