算数 かけ算の筆算3繰り上がり
算数 かけ算の筆算3繰り上がり
二位数×一位数が定着してくると、三位数×一位数の学習をします。
繰り上がりが一度しかない筆算はわりとスムーズにできますが、つまずきやすいのは、繰り上がりが二回ある筆算です。
例えば、987×9です。
①一の位で9×7=63
②6繰り上がり
③十の位で、8×9=72
④7繰り上がり
⑤十の位は2+6で8
⑥百の位で9×9=81
⑦8繰り上がり
⑧百の位は、7+1で8
⑨答えは8883
このアルゴリズム(手順)を理解させ、習熟させなければなりません。
こうして文字に書くとたくさんの過程があることがよく分かります。
慣れるまでは、声に出して、繰り上がりの数も小さく書いて計算をすることです。
3年生の3学期には、3桁×2桁の学習をするので、何度もフィードバックして定着させる必要があります。
きちんと順番に進めていく事の大切さも感じてほしいのです。
社会に出たら、筆算などはほとんどせずに、電卓を使いますよね。
でも、どの仕事でも手順を一つずつふんで進めていく作業はあります。
算数の筆算の学習を通して、学んでほしい事の一つです。
定着してきたら、これまで紹介してきたように数字カードを使って、どれだけ早く答えを並べられるか、トランプのスピードのゲームのようにペアで対決しても面白いです。
また、後で4桁の数字をランダムに選んで、その数に一番近い答えの計算をしていたペアの勝利としておくと、たくさんの筆算を意欲を持ってノートに書くでしょう。