体育 ハードル走の指導
体育 ハードル走の指導
初めに50m走と50mハードル走の記録を取ります。その差をどれだけ縮められたかが成長の証です。(50mでなくても構いません)
他との比較ではありません。自分の過去との闘いにします。
50mハードル走を何本も全力では走れません。練習では、20mぐらいにします。これも両方、測定しておきます。
ハードル間の距離は、学年に応じて適切な距離にします。
練習では、ハードルの代わりにいろんなものを置きます。
①白線を引くだけ
これだけでも初めは、歩幅が合わずに意外に難しいのです。
②牛乳パックを横に倒して置く
③15cmの高さにダンボールを切って置く
④横の板を外したハードル
⑤1番低く設定したハードル
⑥ハードル
こうしてスモールステップにして練習をします。
①から⑥をグループごとにローテーションで練習します。
ハードルのコツは、高く跳ぶ事ではなく、低く跳んで如何に早く脚を下ろすことにあるかを気づかせるのです。
教えるのではなく、考える中で気づかせましょう。
オリンピック選手の動画を見せてもいいですね。
前の脚は真っ直ぐ伸び、跨ぐ脚は横から抜いています。そして、前の脚はすぐに振り下ろしています。
そこに気づいたら、ハードルの横を脚の抜き方だけ練習したり、ゆっくりと歩きながら、ハードルだけを越える練習をします。
そうした、最初に測定したハードルの記録からどれだけ伸びたのかをグラフにして行くと、自分の成長を感じとれます。