算数 分数の授業1
🔴算数 分数の授業1
🔶2年生で少しだけ分数の学習をしますが、3年生になるとほとんど忘れています。
🔶リンゴ1個を4つに分けた1つ分を4分の1ということから、教科書では始まります。
🔶テープを3つに分けた1つ分を3分の1
🔶チェリーパイ1個を4つに分けた2つ分を4分の2
🔴子どもにとって、分数は暮らしの中では、あまり身近ではないので、まだ使うことのあるこうした「割合分数」からの導入は、感覚として捉えやすいと思います。
🔶ただいきなり教科書から入らずに数の表し方を考えさせたいものです。
🔶黒板に1mの直線を引き、10cmごとに区切りを入れます。ちょうど真ん中の長さをどう表すかを問います。
🔶これはすでに習っているので、50cmとすぐに出てきます。
🔶メートルで表すと?と問えば、小数は3年生で学習したので、0.5mも出てきます。
🔶「小数では0.5m」と板書をして「他の表し方を考えてみよう。2年生でも少し勉強したはずだよ」とグループで考えさせると、2分の1mが出てきました。
🔶「この2分の1って何数だった?」と聞くと、「分数」と返ってきましたが、「そんなんしたかなぁ」「分数って知らん」という声をチラホラ。
🔶少ししか2年生でしてないので、当然と思わなければなりません。
🔶「これからは、分数の勉強をするよ」と伝えて、分数って何だったのか思い出させながら、教科書で学習を始めます。
🔶教科書の内容をしてから、プリントのあまりや、裁断機で切ったあまりの細長い紙を配って、分数を感覚的に捉える授業をしました。
🔶2分の1を作ります。紙を半分に折り、線を引き、2分の1と書き込みます。
🔶次に4分の1を作ります。2分の1は簡単に出来ても、悩んでいる子はたくさんいました。
🔶中には「半分の半分に折るんや」とすぐに理解出来る子もいます。
🔶ペアやグループで考えると、気づき合うことができます。
🔶たくさんの紙を前に置いておき、
「🔲分の1になる他の分数も作ってごらん」というと、相談しながら考えて、いろんな分数を作っています。
🔶今の生活体験の少ない子どもにとっては、3つに折る事は難しくなっているので、3分の1を作れた子にどうやって折るのかを尋ねに行っていました。
🔶8分の1や16分の1も考えて作っています。その中で、教えていないのに自分で考えて縦に折るだけではなく、4分の1を横にも折って、8分の1を作った子もいました。
🔶そんな時は、「すごい!天才!」「こんなふうに考えた人もいるよみんなに紹介をしてあげると本人もニッコリ。みんなもその知恵を借りて、応用していきます。
🔶「32分の1も出来たよ」とうれしそうに伝えてくれます。
🔶細長い紙だけではなく、幅の広い紙やいろんな紙を用意しておくと、こんな発想が出て来やすくなります。
🔴チャイムが鳴ってもまだ喜んで作っていました。
(つづく)