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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

授業の進め方1手を挙げた子をすぐには指名しない

 

🔴授業の進め方1「手を挙げた子をすぐには指名しない」

 

 

🔶授業はどのように進めていますか?

 

 

🔶教科書の内容を読み、

 

「この問題が分かる人?」

 

「どんなことを考えましたか?」

 

と発問をして、挙手をさせ、指名をして答えさせる進め方ですか?

 

 

🔶ハイ!ハイ!と元気よく声を出して手を挙げている様子は一見、活気のある授業に見えます。

 

 

🔶しかし、手を挙げていない子は考えていないのでしょうか?あまり発言しない子は分かっていないのでしょうか?

 

 

🔶手を挙げて答えたいという子は、分かっているから言いたいのです。

 

 

🔶理解している子を指名し、発言した事をみんなに確認して、「分かった?」と先生が問えば「まだよく分からない」とは言いにくい状況になっていきます。

 

 

🔶手を挙げている子にだけ指名していくと、手を挙げていない子の理解度や困り感、その子なりの意見や考えが見えにくくなります。

 

 

🔶授業の内容とは違う事を考えている子、聴いていない子、すごい発想をしている子、考えている途中の子、本当はよく考えているのに恥ずかしいと思っている子が、手を挙げていない子らの中にいます。

 

 

🔶発問に対して、分かった子に手を挙げさせるのではなく、意図を持って指名をして考えを出してもらう事を授業の基本スタイルにすることです。

 

 

🔴手を挙げさせる時には、「どこか分かりにくい所ある?」「困っている所はどんなこと?」という問いかけをまずするのです。

 

 

🔶「分かっている子」を当てて進めるのではなく、「分からなくて困っている子」に考えを出してもらう所から授業を進めるのです。

 

 

🔶一朝一夕には、「分からない事」を授業で出せるクラスにはなりません。

 

 

🔴思考は、静かに考えることです。人の話をよく聴き、咀嚼して自分の頭で考える時、教室がいつも「ハイ!ハイ!」「分かった!」という声で賑やかなら、どうでしょうか?

 

 

🔶特に深い思考ほど静かな空間が必要だと思います。

 

 

🔴だからこそ、考える時間と場が必要なのです。

 

 

🔶発問した後、すぐに「ハイ!ハイ!」と挙手をした子を指名するのではなく、みんなが考える時間を作ることです。

 

 

🔶そのためには、ペアやグループで考えを「聴き合う」時間をとります。

(つづく)