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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

まちがいは?たからもの!

 まちがいはたからもの!

クラスの合言葉にし、掲示しています。

 

 人の失敗や間違いを笑ったり、けなしたりしない。誰も失敗をして成長していくんだと伝えていきます。

 

 初めに「まちがいは、◯◯◯◯◯」の中身を考えさせます。いろんな意見が出てくると思いますが、まだたからものとは言いません。

 

 次に問題を出します。

 私は難しい漢字を書いて「何と読むんだろうね?」と問いかけます。

  例えば、

「駱駝」や「土筆」などです。

 

いろんな答えが出てきます。

 それを全部板書します。

 生き物の答えが出ると「あ!近づいてきた」

 馬がついてるので「ヤギ」と答えると「おしい〜」などの言葉をかけながら聞いていきます。

 そうしているうちに正解の「らくだ」が出ます。

 

 ここでの教師の言葉が勝負です。

「みんながわからなかった漢字をどうやって最後に分かったと思う?」

「黒板に書いてあるそれ以外の答えは、全部間違いだよね?」

「でもその間違いをたくさんの人が出してくれたからこそ、正解にたどり着けたんだよね」

「これらのまちがいは無駄なもの?」

「大事なのは正解だけ?」

というような話を子どもたちとやり取りしながら進めていきます。

 

「まちがいは、とっても大事なんだ」ということを確認し、『まちがいは?』『たからもの!』とコールをみんなでします。

 

  エジソンの実験の話やイチローのヒットの話をしてもいいと思います。

 

 次に、子どもたちに授業で答えが間違った時のことを出させます。

 

 笑われてイヤだった。だから意見を言いたくない。発表するのが恥ずかしいなどこれまでの経験を出してくれます。

 

「だからこそ、このクラスの合言葉はこれだよね!」と約束をします。

 

そして、蒔田さんの「教室はまちがう所だ」という有名な詩をプリントして読み合います。

 

  最後に、宿題やプリント、テストの間違い直しこそ、大事にしてほしいことも伝えます。

 

 学級の大きな柱として四月にするだけでなく、たえず、合言葉として言い続けることが必要です。