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授業力アップ 学級経営

小学校教員の授業力アップや学級経営について紹介します

3年生 国語 ゆうすげ村の小さな旅館②

 

🔴3年生 国語 ゆうすげ村の小さな旅館②

 

 

◯場面や段落ごとに「ハテナ❓」と思うこと、分からない言葉などをまず出し合うことから始めるのです。

 

 

◯「切りもり」や「親しげ」って何?どういうこと?などが子どもたちから疑問が出てきます。

 

 

◯教師がすぐに説明するのではなく、ペアに返して、考えてもらいます。

 

 

◯国語辞典で調べる事もあっていいのですが、それよりも文を読んで、意味を考え、自分の言葉で説明する力を養う方がいいのです。

 

 

◯言葉の前後から類推して、別の言葉で表現する力がついていきます。

 

 

◯子どもの疑問から出発することです。例えば会話文のカギカッコ「      」と心内語のカッコ(      )に着目して、「何で括弧が違うの?」という疑問も出てきます。

 

 

◯これを教師が最初から説明してしまうと学びの力にはなりにくいのです。

 

 

◯「あ〜ホントだね〜!どこが違うんだろ?ペアで考えてみて〜」と返していくと、他のページにもある事に気づいて、心の中で思っている事と話している事で違う事を発見していくのです。

 

 

◯着目してほしい事に対する疑問が出ない場合に、教師から投げかけていったらいいのです。

 

 

◯時には、教師の意図を超えた「読み」につながっていく事もあります。

 

 

◯「何で美月さんはうさぎなのに、人間のつぼみさんの旅館に来たのかなぁ?」という疑問が出てきました。

 

 

◯文の中にある「畑を貸してもらったお礼をしたいから」という意見の中で、「林道の工事の人が旅館に泊まり、おかみさんが忙しいから」という考えが出てきました。

 

 

◯「なるほど〜どう思う?」とペアに返していくと、その意見を聴いて「森の中で工事が始まって、動物たちが困ってるし、小鳥の巣が壊される所だったと書いてあるから、うさぎダイコンを食べてもらって、動物たちの声を工事の人に聴いてもらいたかったのかも」という考えが出てきました。

 

 

◯この意見には驚きました‼️物語の全体を通して読んでいないと出てこない考えだと思いませんか?

 

 

◯ペアで聴き合い、全体に出す、そしてまたペアに返していく事で「読み」が広がり、深まっていくのです。