子どもを観る力 その2
子どもを観る力 その2
前にその1で授業中に子どもをどんなふうに観るかを紹介しました。
今回は授業以外の休み時間などにどう観るかについてです。
休み時間、子どもたちが誰とどこで何をしているのかを把握しているでしょうか?
子どもに書いてもらう事もあります。
時々、学校を歩き回り、デジカメで写真を撮ったり、メモをしたりして様子を観察します。
誰とよく遊んでいるのか、一人ぼっちで寂しい思いをしていないか、ドッヂボールが弱肉強食のルールになり嫌な思いをしていないかを観てまわるのです
クラス全員を1日で観て廻ることが出来ない時は、何日かに分けてやっています。
一言日記を帰りまでに、書いてもらい、嬉しかった事や、悩んでいる事を伝えてもらうようにもしています。
本当は、子どもから何でも相談してくれることが一番ですが、なかなか言えない事もあります。
だから、休み時間や、登校してきた時の表情、給食の時間での友だちとのやりとりを観察するのです。
授業はもちろんのことです。
イジメのサインも、必ずどこかにあります。
机を離して座っている。
ずっと先生のそばにいる
これまで仲良かった子と会話していない。
アンテナを張り巡らせておかねばなりません。
一年間を通して、子ども一人一人の「カルテ」を作って観察したことや、発言など様々なことを記録していくことで、その子の成長や人間関係を観ていくことができるのです。